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MKPT研究会のコンセプト

 

 理学療法は、対象者のもつ動作上の問題や機能障害に対してアプローチし,その改善により,対象者のQOLの改善をはかるために、徒手療法や運動療法,物理療法,装具療法や生活指導などを行っていきます.その効果を効率よく発揮するためには、対象となる組織や器官の正常な形態学の理解と,その組織や器官が運動中にどう変化するかを知る必要があります.これは如何なる技術を改善するためにも重要になると考えています.

 しかし,理学療法・作業療法養成課程で学ぶ基礎医学は主に医学モデルに基づいており,必ずしも理学療法の臨床に必要な質・量をまかなえていないと感じています.運動学とくに関節や動作の生体力学的研究は近年急速な発展を遂げており,養成校を卒業した後も継続して知識をup dateする必要があります.


 形態学はいわゆる人体の地図であり,目的地に到達するための道路が運動学と言えるのではないでしょうか?

 つまり,形態学と運動学を学び続けるのは,対象者の問題点を解決するための方策を示すNavigation systemを最新のものにすることと同義であると思います.


 私たちは形態学と運動学に基づいた理学療法の重要性を,その臨床の中で感じ,そこに特化した勉強会を開き,

(1)理学療法に必要な形態学・運動学的研究の実践・啓蒙

(2)形態学・運動学に基づいた理学療法の研究・実践および啓蒙活動

の2つを目的にし,理学療法の発展に寄与することを目標に講習会を実施していきます.

 

形態学と運動学に基づく理学療法研究会

 会長 工藤慎太郎

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